基礎教育シリーズ 分析化学/機器分析編 <第2版>

化学分析の基礎であり，かつ学術的裏付けとなる分析化学において，特に重要な溶液内平衡反応およびそれに基づく化学分析法について解説した．なお，大学院生，社会人の自学自習のための参考書としても使用できるように，応用分野も含めた．

　第1章　機器分析とは
1.1　機器分析と化学分析
1.2　機器分析の役割
1.3　機器分析の分類
1.4　機器分析の長所と短所

　第2章　光の吸収および放射を利用する分析法
2.1　物質と光の相互作用
2.2　吸光光度法
2.3　蛍光分析法
2.4　赤外吸収スペクトル法
2.5　ラマン散乱分光法
2.6　円偏光二色性吸収分光法
2.7　原子スペクトル分析法

　第3章 光の吸収および放射を利用する分析法
3.1　γ 線
3.2　X 線
3.3　電子スピン共鳴分光法（ESR）
3.4　核磁気共鳴分光法（NMR）

　第4章 電気化学分析法
4.1　電気移動と分析法
4.2　電位差測定法（ポテンシオメトリー）
4.3　電界分析と電量分析
4.4　ボルタンメトリー（電圧電流測定法）

　第5章　クロマトグラフィーと電気泳動
5.1　クロマトグラフィーの分類
5.2　装置
5.3　分離過程での分配平衡と保持値
5.4　分離とクロマトグラム
5.5　定性分析と定量分析
5.6　電気泳動

　第6章　質量分析法
6.1　原理
6.2　装置
6.3　他の分析機器との結合

　第7章　化学分析システムと自動化測定
7.1　はじめに
7.2　流れを利用した分析システム
7.3　マイクロ空間を利用した分析システム

　第8章　社会生活との関わり
8.1　環境分析
8.2　食品分析