基礎教育 分析化学

基礎教育 分析化学

溶液内の化学反応ならびに化学平衡に関する考え方を十分に理解し,次に機器分析法の基礎となる内容を詳述する初学年用の教科書.

著者 奥谷 忠雄
河嶌 拓治
保母 敏行
本水 昌二
ジャンル 化学
教科書  > 採用見本
出版年月日 2022/04/01
ISBN 9784808230326
判型・ページ数 B5・232ページ
定価 2,750円(税込)
在庫 在庫あり
初版23刷

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分析化学の溶液内の化学反応ならびに化学平衡に関する考え方を十分に理解することができるよう配慮し,次に機器分析法の基礎となるクロマトグラフィー,電磁波を利用する方法並びに電気的方法の内容を詳述した,大学の低学年を対象とした基礎分析化学の教科書.

 1.分析化学とは
1.1 分析化学の役割
1.2 分析化学における溶液化学

 2.水溶液と化学平衡
2.1 溶媒としての水
2.2 溶液の濃度
2.3 化学反応と化学平衡

 3.酸塩基平衡と酸塩基滴定
3.1 酸と塩基の概念
3.2 水溶液における酸塩基反応
3.3 水平化効果と酸,塩基の相対的強さ
3.4 水溶液の酸塩基反応の予測とpHの計算
3.5 酸塩基滴定と滴定曲線

 4.錯体生成平衡とキレート滴定
4.1 金属錯体の構造と錯体の安定性
4.2 錯体生成反応の機構と速度
4.3 錯体生成反応の平衡論
4.4 キレート滴定

 5.酸化還元平衡
5.1 酸化還元平衡と電極電位
5.2 いろいろな系の酸化還元平衡
5.3 酸化還元滴定
5.4 試料の前処理

 6.沈殿生成平衡
6.1 沈殿の生成と溶解
6.2 沈殿の生成過程
6.3 有機沈殿剤
6.4 均一溶液からの沈澱法
6.5 沈澱滴定

 7.物質の分離と濃縮
7.1 分析化学における分離の必要性
7.2 抽出
7.3 共沈殿を利用する分離
7.4 膜による分離
7.5 吸収および吸着

 8.クロマトグラフィー
8.1 クロマトグラフィーの分類
8.2 装置
8.3 保持値と平衡
8.4 クロマトグラフィーによる定性,定量分析
8.5 キャピラリーゾーン電気泳動

 9.光の吸収および放射を利用する分析法
9.1 物質と光の相互作用
9.2 吸光光度法
9.3 赤外吸収スペクトル法
9.4 原子スペクトル分析法

 10.電気化学分析法
10.1 電子移動と分析法
10.2 電位差分析法
10.3 電解分析と電量分析
10.4 ボルタンメトリー

 11.反応速度を利用する分析法-反応速度分析法-
11.1 非接触反応を利用する反応速度分析法
11.2 接触分析法

 12.分析の手順
12.1 分析操作の流れ
12.2 分析データの取り扱い
 
 付表
1. SI単位
2. 酸-塩基対の酸解離定数
3. 無機配位子と金属イオンとの錯生成定数
4. アミノポリカルボン酸キレート試薬と金属イオンとのキレート生成定数
5. 有機配位子と金属イオンの錯生成定数
6. 標準酸化還元電位
7. 難溶性無機化合物の溶解度積

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