物理化学入門

物理化学入門

化学系の学生が,化学を本質的に理解する上での不可欠な「物理化学」の基礎を,豊富な図を用いながら平易に解説した教科書.

著者 真下 清
沼田 靖
鈴鹿 敢
山田 和典
ジャンル 化学
教科書  > 採用見本
出版年月日 2023/09/01
ISBN 9784808230425
判型・ページ数 B5・272ページ
定価 2,750円(税込)
在庫 在庫あり
初版10刷

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化学系の学生が,化学を本質的に理解する上での不可欠な「物理化学」の基礎を,豊富な図を用いながら平易に解説した教科書.化学の基本となる法則や理論を中心に,化学系でのエッセンシャルな分野に絞って編集した.

 1.物理化学を学ぶ前に
1.1 SI基本単位と物理量
1.2 SI組立(誘導)単位の求め方

 2.量子論
2.1 太陽のスペクトルと黒体放射
2.2 光電効果
2.3 光の二重性
2.4 ド・ブロイ波と電子回析
2.5 不確定性原理
2.6 原子スペクトルとボーア原子
2.7 シュレディンガーの波動方程式

 3.原子構造
3.1 ボーア原子
3.2 シュレディンガーの波動方程式による水素原子のエネルギー準位
3.3 水素原子の波動関数
3.4 角運動量と量子数
3.5 一般の原子
3.6 周期表と量子数
3.7 元素の周期性

 4.化学結合と分子の構造
4.1 イオン結合と共有結合
4.2 原子から分子へ
4.3  H2分子の分子軌道
4.4 原子軌道の重なりとσ,π,δ結合
4.5 二原子分子の軌道エネルギーと電子配置
4.6 分子の形
4.7 ブタジエンの分子軌道エネルギー
4.8 双極子モーメントと分子の構造
4.9 分子間力
4.10 金属結合と自由電子
4.11 水素結合
4.12 分子間電荷移動錯体

 5.分子分光学から何がわかるか
5.1 分子のエネルギー状態と電磁波のエネルギー
5.2 回転スペクトル
5.3 振動スペクトル
5.4 電子スペクトル
5.5 核磁気共鳴スペクトル

 6.気体の性質
6.1 理想気体の諸法則
6.2 理想気体の分子運動
6.3 実在気体の性質

 7.熱力学第一法則
7.1 熱と仕事
7.2 熱力学第一法則
7.3 不可逆過程と可逆過程
7.4 温度と内部エネルギー
7.5 エンタルピー
7.6 定積熱容量と定圧熱容量
7.7 エネルギー等配分則とモル熱容量
7.8 断熱過程

 8.熱化学方程式
8.1 化学反応と反応熱
8.2 標準燃焼熱
8.3 標準生成熱
8.4 原子化熱と結合エネルギー
8.5 反応熱の温度依存性
8.6 相転移とエンタルピー

 9.熱力学第二法則
9.1 可逆過程と不可逆過程
9.2 カルノーサイクル
9.3 エントロピー
9.4 状態変化とエントロピー変化
9.5 エントロピーの分子論的な意味
9.6 熱力学第三法則と絶対エントロピー

 10.自由エネルギーと相平衡
10.1 自由エネルギーの導入
10.2 熱力学の基本式とマクスウェルの基本式
10.3 圧力と温度によるギブス自由エネルギーの変化
10.4 純物質での平衡
10.5 多成分系での平衡と化学ポテンシャル
10.6 理想溶液の化学ポテンシャル
10.7 溶液の束一的性質

 11.化学平衡
11.1 化学平衡の法則と平衡定数
11.2 均一気相系での化学平衡
11.3 均一液相系での化学平衡
11.4 不均一系での化学平衡
11.5 平衡の移動
11.6 温度による平衡定数の変化
11.7 電解質と電離
11.8 加水分解
11.9 緩衝溶液

 12.化学反応速度
12.1 化学反応の速度と定義
12.2 素反応と複合反応
12.3 反応速度の温度依存性
12.4 反応速度の理論

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