力学WORKBOOK <第3版>

テーマを力学の基本にしぼり，各テーマに物理学の「方法」を習得するためのヒントを提示しながら，数多くの厳選した演習問題を通して「学び方のトレーニング」を促す，初学年向けのワークブック．第３版として，分かり易い表現と内容の充実を図った．

 広島工業大学物理グループのＨＰでも詳しく紹介いただいております。

（広島工業大学物理グループＨＰ）

http://www.physics.cc.it-hiroshima.ac.jp/　

　1．ベクトル量とスカラー量
解答するときは／物理量の分類／ベクトル量の矢線の例／力を矢線で表わす／ベクトル量の記号とスカラー量の記号

　2．座標系とベクトル
２次元の位置ベクトル／２次元のスカラー積／座標の発明／ピタゴラスの定理

　3．運動の表わし方
速度を表わす式と矢線／単位の書き方／ベクトルとは何だろうか

　4．速度と微分法
関数の記号の使い方／瞬間速度の計算方法

　5．加速度
加速度を微分での表わす式／力だめし

　6．放物運動（1）
放物運動の軌道を観測すると／速度は軌道の接線方向／質点

　7．円運動
角度の表わし方／等速円運動の速度と加速度

　8．力と運動の法則
運動の3法則／力の単位(国際単位系)／運動方程式の考え方／微分と積分

　9．放物運動（2）
ここで使う座標系／放物運動の運動方程式／運動方程式を解く／
ドーム球場の天井

　10．万有引力
万有引力の法則／重心は引力の中心／式F=mgの読み方／ニュートンとフック

　11．運動方程式の使い方
力の見つけ方／重力は見えたり隠れたり／軌道から力を知る過程と力から軌道を知る過程／ニュートン力学とカオス

　12．単振動
単振動の運動方程式と解／単振動は円運動の射影／加速度のタイプの比較／　ミクロに見たフックの法則

　13．力学的な仕事
仕事の定義／仕事の符号／仕事率

　14．力のつり合いと仕事
力のモーメント／仕事＝力のモーメント×回転角／仮想仕事の原理

　15．運動エネルギーと仕事
運動エネルギーの単位と仕事の単位／仕事＝運動エネルギーの変化，一般論

　16．位置エネルギーと仕事
重力のポテンシャルエネルギー

　17．力学的エネルギー保存則とその応用
力学的エネルギー保存則と運動方程式，1次元で／力学的エネルギー保存則を経て運動の解へ／保存力と非保存力の見分け方

　18．いろいろなエネルギー
力学的エネルギー保存則とその破れ／電力と電力量／熱力学の第1法則／光のエネルギー

　19．中心力による運動
運動量／角運動量／ベクトル積A×B，一般的な定義の話／中心力と角運動量の保存則

　20．質点系と2体問題
2体問題の運動方程式／運動方程式の書き換え／重心の位置の考え方／重心の運動／運動量保存則／内力による運動方程式と換算質量

　21．質点系と剛体の重心
剛体の重心の計算法

　22．剛体の慣性モーメント
回転する質点のエネルギーと角運動量／剛体の慣性モーメントの定義／代表的な立体の慣性モーメントの公式／慣性モーメントに関する定理

　23．剛体の運動
固定軸を持つ剛体の運動方程式／剛体の運動，いろいろ

　24．運動座標系と見かけの力
平行移動する座標系での見かけの力／回転する座標系での見かけの力／潮の満ち干き